今回は採用活動におけるお役立ち情報として
最新の有効求人倍率データをお届けします。
(※2023年1月公開/2022年12月分データ)
例年、4月の新年度に向けて
求人数・求職者は増加傾向にあります。
コロナ禍の影響がまだ続く状況の中で
例年通りとはならない場合も考えられますが
採用計画の参考になりましたら幸いです。
有効求人倍率とは
有効求人倍率とは、厚生労働省が毎月算出し、発表している
「仕事の数(有効求人数)」を「仕事をしたい人の数(有効求職者数)」で割った数値。
言い換えれば、【求職者1人当たりに対して、何件の求人があるのか】を示すものです。
有効求人倍率が高い/低いとどうなる?
有効求人倍率の「1」を基準にして、 1より大きくなるほど求人数(仕事の数)が多く、 働き手が足りない「売り手市場」、 1より小さくなるほど求職者(仕事をしたい人の数)が多く、 仕事探しが難しい「買い手市場」になります。 …ちなみに、 2008年に起こったリーマンショック直後の数値は「0.4」倍、 バブル期のピークだった1990年7月の有効求人倍率は「1.46」倍でした。 このように、有効求人倍率の数値から 国内の景気状況を読み取ることができるため 景気判断を行う際の代表的な指標とされています。
最新!有効求人倍率
■2022年12月有効求人倍率データ(※2023年1月31日 厚生労働省発表)
有効求人倍率(季節調整値)は1.35倍となり、前月と同水準となりました。 新規求人倍率(季節調整値)は2.39倍となり、前月を0.03ポイント下回りました。 正社員有効求人倍率(季節調整値)は1.03倍となり、前月を0.01ポイント下回りました。 ※12月の有効求人(季節調整値)は前月に比べ0.4%減となり、 有効求職者(同)は0.3%減となりました。
※12月の新規求人(原数値)は前年同月と比較すると4.8%増となりました。
■産業別
【増加】
・生活関連サービス業、娯楽業(18.5%↑)
・サービス業(他に分類されないもの)(7.9%↑)
・宿泊業、飲食サービス業(6.9%↑) 【減少】 ・建設業(6.2%↓)
・製造業(0.1%↓)
■全国都道府県別・有効求人倍率
・全国計1.35倍(同水準) ・千葉県1.19倍(-0.02) ・東京都1.15倍(同水準) 全国、東京都は前月と同水準、
千葉県は0.02ポイント下がりました。 求人倍率が一番高いのは福井県で1.94倍、
一番低いのは神奈川県と沖縄県の1.08倍となりました。
地域差はありますが、相変わらず
すべての地域で1.0倍以上あるため 求職者よりも求人が多い状態で、
採用が難しくなっていると言えます。 今後、求人をする際の募集内容・条件の見直しなど 相場を踏まえながら再考頂く必要があるかと思います。 ※出典:厚生労働省 一般職業紹介状況(令和4年12月分)
求人広告掲載件数〔集計結果〕
12月の職種分類別件数は、
全体で1,300,242件、前年同月比は+26.2%となりました。
<主要職種>
・販売(販売)221,660件(+32.8%)
・運搬・清掃・包装等 152,704件(+22.6%)
・サービス(給仕)147,854件(+20.2%)
・サービス(調理)116,095件(+20.8%)
・事務 112,336件(+41.9%)
<雇用形態別件数>
全体:1,070,954件(+23.5%)
正社員:222,053件(+18.6%)
アルバイト・パート:784,356件(+23.7%)
契約社員他:64,545件(+41.4%)
※出典:全国求人情報協会より、ベストマッチにて作成
※2022年12月分
まとめ
例年、4月の新年度に向けて
求人数・求職者は増加傾向にあります。
なにか気になる点やご不明点などございましたら、
お気軽にご相談・お問い合わせください。
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