今回は採用活動におけるお役立ち情報として
最新の有効求人倍率データをお届けします。
(※2023年6月30日公開/2023年5月分データ)
有効求人倍率とは
有効求人倍率とは、厚生労働省が毎月算出し、発表している
「仕事の数(有効求人数)」を「仕事をしたい人の数(有効求職者数)」で割った数値。
言い換えれば、【求職者1人当たりに対して、何件の求人があるのか】を示すものです。
有効求人倍率が高い/低いとどうなる?
有効求人倍率の「1」を基準にして、 1より大きくなるほど求人数(仕事の数)が多く、 働き手が足りない「売り手市場」、 1より小さくなるほど求職者(仕事をしたい人の数)が多く、 仕事探しが難しい「買い手市場」になります。 …ちなみに、 2008年に起こったリーマンショック直後の数値は「0.4」倍、 バブル期のピークだった1990年7月の有効求人倍率は「1.46」倍でした。 このように、有効求人倍率の数値から 国内の景気状況を読み取ることができるため 景気判断を行う際の代表的な指標とされています。
最新!有効求人倍率
■2023年5月有効求人倍率データ(※2023年6月30日 厚生労働省発表)
有効求人倍率(季節調整値)は1.31倍となり、
前月に比べて0.01ポイント低下。 新規求人倍率(季節調整値)は2.36倍となり、
前月より0.13ポイント上昇。 正社員有効求人倍率(季節調整値)は1.03倍となり、
前月と同水準。 *5月の有効求人(季節調整値)は
前月に比べ0.7%減となり、 有効求職者(同)は0.1%増となりました。
*5月の新規求人(原数値)は
前年同月と比較すると3.8%増となりました。
■全国都道府県別・有効求人倍率
・全国計1.31倍(-0.01) ・千葉県1.24倍(-0.03) ・東京都1.19倍(-0.01) 2023年5月の有効求人倍率は1.31倍と 前月に比べて0.01%減少しました。 千葉県は前月と比べて0.03ポイント、
東京都は0.01ポイント減少しています。
求人倍率が一番高いのは福井県で1.96倍、
一番低いのは神奈川県1.11倍となりました。 ※出典:厚生労働省 一般職業紹介状況(令和5年5月分)
■産業別
【増加】
・宿泊業、飲食サービス業(13.5%↑)
・教育、学習支援業(12.0%↑)
・サービス業(5.7%↑)
【減少】
・製造業(5.4%↓)
・建設業(0.8%↓)
求人広告掲載件数〔集計結果〕
5月の職種分類別件数は、
全体で1,498,124件、前年同月比は+25.1%となりました。
<主要職種>
・販売(販売)253,446件(+25.1%)
・サービス(給仕)192,175件(+25.2%)
・運搬、清掃、包装等 169,442件(+19.8%)
・サービス(調理)150,117件(+27.8%)
・生産工程 141,665件(+54.1%)
<雇用形態別件数>
全体:1,236,6636件(+22.4%)
正社員:245,129件(+33.3%)
アルバイト・パート:924,746件(+19.6%)
契約社員他:66,761件(+24.0%)
※出典:全国求人情報協会
まとめ
物価高を背景に、さらにより良い待遇を求めた 求職活動が活発になることが予想されます。 今後の採用計画や、求人の見直しなど 気になる点やご不明点などございましたら、
お気軽にご相談・お問い合わせください。
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