今回は採用活動におけるお役立ち情報として
最新の有効求人倍率データをお届けします。
(※2024年3月29日公開/2024年2月分データ)
有効求人倍率とは
有効求人倍率とは、厚生労働省が毎月算出し、発表している
「仕事の数(有効求人数)」を「仕事をしたい人の数(有効求職者数)」で割った数値。
言い換えれば、【求職者1人当たりに対して、何件の求人があるのか】を示すものです。
有効求人倍率が高い/低いとどうなる?
有効求人倍率の「1」を基準にして、 1より大きくなるほど求人数(仕事の数)が多く、 働き手が足りない「売り手市場」、 1より小さくなるほど求職者(仕事をしたい人の数)が多く、 仕事探しが難しい「買い手市場」になります。 …ちなみに、 2008年に起こったリーマンショック直後の数値は「0.4」倍、 バブル期のピークだった1990年7月の有効求人倍率は「1.46」倍でした。 このように、有効求人倍率の数値から 国内の景気状況を読み取ることができるため 景気判断を行う際の代表的な指標とされています。
最新!有効求人倍率
■2024年2月有効求人倍率データ(※2024年3月29日 厚生労働省発表)
有効求人倍率(季節調整値)は1.26倍となり、
前月に比べて0.01ポイント低下となりました。 新規求人倍率(季節調整値)は2.26倍となり、
前月に比べて0.02ポイント低下しました。 正社員有効求人倍率(季節調整値)は1.01倍となり、
前月を0.01ポイント上回りました。 *2月の有効求人(季節調整値)は
前月に比べ0.5%増となり、 有効求職者(同)は1.0%増となりました。
*2月の新規求人(原数値)は
前年同月と比較すると3.6%減となりました。
■全国都道府県別・有効求人倍率
・全国計 1.26倍(0.01)・千葉県1.17倍(-0.01)
・東京都1.15倍(0.00)2024年2月の有効求人倍率は1.26倍で
前月に比べて0.01ポイント減少しました。また、千葉県は前月から0.01ポイント減少の1.17倍、
東京都は前月と同水準の1.15倍となりました。
就業地別では、
最高は福井県の1.89倍、最低は大阪府の1.06倍、
受理地別では、
最高は福井県の1.77倍、最低は神奈川県の0.90倍となりました。※出典:厚生労働省 一般職業紹介状況(令和6年2月分)
■産業別
【増加】
・情報通信業(4.2%↑)
・サービス業※他に分類されないもの(0.7%↑)
・医療,福祉業(0.0%↑)
【減少】
・製造業(8.7%↓)
・宿泊業、飲食サービス業(8.4%↓)
・生活関連サービス業、娯楽業(7.9%↓)
まとめ
物価高を背景に、さらにより良い待遇を求めた 求職活動が活発になることが予想されます。 今後の採用計画や、求人の見直しなど 気になる点やご不明点などございましたら、
お気軽にご相談・お問い合わせください。
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