今回は採用活動におけるお役立ち情報として
最新の有効求人倍率データをお届けします。
(※2023年9月29日公開/2023年8月分データ)
有効求人倍率とは
有効求人倍率とは、厚生労働省が毎月算出し、発表している
「仕事の数(有効求人数)」を「仕事をしたい人の数(有効求職者数)」で割った数値。
言い換えれば、【求職者1人当たりに対して、何件の求人があるのか】を示すものです。
有効求人倍率が高い/低いとどうなる?
有効求人倍率の「1」を基準にして、 1より大きくなるほど求人数(仕事の数)が多く、 働き手が足りない「売り手市場」、 1より小さくなるほど求職者(仕事をしたい人の数)が多く、 仕事探しが難しい「買い手市場」になります。 …ちなみに、 2008年に起こったリーマンショック直後の数値は「0.4」倍、 バブル期のピークだった1990年7月の有効求人倍率は「1.46」倍でした。 このように、有効求人倍率の数値から 国内の景気状況を読み取ることができるため 景気判断を行う際の代表的な指標とされています。
最新!有効求人倍率
■2023年8月有効求人倍率データ(※2023年9月29日 厚生労働省発表)
有効求人倍率(季節調整値)は1.29倍となり、
前月と同水準。 新規求人倍率(季節調整値)は2.33倍となり、
前月より0.06ポイント上昇。 正社員有効求人倍率(季節調整値)は1.02倍となり、
前月と同水準。 *8月の有効求人(季節調整値)は
前月に比べ0.1%増となり、 有効求職者(同)は0.2%減となりました。
*8月の新規求人(原数値)は
前年同月と比較すると1.0%増となりました。
■全国都道府県別・有効求人倍率
・全国計 1.29倍 (0.00) ・千葉県1.21倍(0.00) ・東京都1.19倍(+0.01) 2023年8月の有効求人倍率は1.29倍と 前月と同水準となりました。 また、千葉県は前月と同水準の1.21倍、東京都は前月より0.01ポイント増の1.19倍となりました。 求人倍率が一番高いのは福井県で1.91倍、 一番低いのは神奈川県0.92倍となりました。 ※出典:厚生労働省 一般職業紹介状況(令和5年7月分)
■産業別
【増加】
・宿泊業、飲食サービス業(9.8%↑)
・学術研究、専門・技術サービス業(8.4%↑)
・医療、福祉(4.8%↑)
【減少】
・製造業(7.5%↓)
・建設業(3.8%↓)
・生活関連サービス業、娯楽業(3.1%↓)
求人広告掲載件数〔集計結果〕
8月の職種分類別件数は、
全体で1,401,998件、前年同月比は+12.9%となりました。
<主要職種>
・販売(販売)244,502件(+15.3%)
・運搬・清掃・包装等 162,321件(+10.1%)
・サービス(給仕)158,703件(+9.5%)
・生産工程 138,976件(+34.1%)
・サービス(調理)130,757件(+17.2%)
<雇用形態別件数>
全体で 1,161,096件(+13.2%)
正社員 254,984件(+18.9%)
アルバイト・パート 835,620件(+11.0%)
契約社員他 70,491件(+20.7%)
※出典:全国求人情報協会
まとめ
物価高を背景に、さらにより良い待遇を求めた 求職活動が活発になることが予想されます。 今後の採用計画や、求人の見直しなど 気になる点やご不明点などございましたら、
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