今回は採用活動におけるお役立ち情報として
最新の有効求人倍率データをお届けします。
(※2023年12月26日公開/2023年11月分データ)
有効求人倍率とは
有効求人倍率とは、厚生労働省が毎月算出し、発表している
「仕事の数(有効求人数)」を「仕事をしたい人の数(有効求職者数)」で割った数値。
言い換えれば、【求職者1人当たりに対して、何件の求人があるのか】を示すものです。
有効求人倍率が高い/低いとどうなる?
有効求人倍率の「1」を基準にして、 1より大きくなるほど求人数(仕事の数)が多く、 働き手が足りない「売り手市場」、 1より小さくなるほど求職者(仕事をしたい人の数)が多く、 仕事探しが難しい「買い手市場」になります。 …ちなみに、 2008年に起こったリーマンショック直後の数値は「0.4」倍、 バブル期のピークだった1990年7月の有効求人倍率は「1.46」倍でした。 このように、有効求人倍率の数値から 国内の景気状況を読み取ることができるため 景気判断を行う際の代表的な指標とされています。
最新!有効求人倍率
■2023年11月有効求人倍率データ(※2023年12月26日 厚生労働省発表)
有効求人倍率(季節調整値)は1.28倍となり、
前月に比べて0.02ポイント下回りました。 新規求人倍率(季節調整値)は2.26倍となり、
前月に比べて0.02ポイント上昇しました。 正社員有効求人倍率(季節調整値)は1.01倍となり、
前月と同水準となりました。 *11月の有効求人(季節調整値)は
前月に比べ1.5%減となり、 有効求職者(同)は0.2%増となりました。
*11月の新規求人(原数値)は
前年同月と比較すると4.8%減となりました。
■全国都道府県別・有効求人倍率
・全国計 1.28倍(-0.02)・千葉県1.19倍(-0.03)
・東京都1.17倍(-0.01)2023年11月の有効求人倍率は1.28倍で
前月より0.02ポイント減少しました。また、千葉県は前月から0.03ポイント減少の1.19倍、東京都も前月から0.01ポイント減少の1.17倍となりました。
就業地別では、
最高は福井県の1.95倍、最低は大阪府の1.06倍、
受理地別では、
最高は福井県の1.78倍、最低は神奈川県の0.92倍となりました。※出典:厚生労働省 一般職業紹介状況(令和5年11月分)
■産業別
【増加】
・教育、学習支援業(3.5%↑)
・情報通信業(3.4%↑)
【減少】
・宿泊業、飲食サービス業(12.8%↓)
・生活関連サービス業、娯楽業(12.5%↓)
・製造業(10.5%↓)
まとめ
物価高を背景に、さらにより良い待遇を求めた 求職活動が活発になることが予想されます。 今後の採用計画や、求人の見直しなど 気になる点やご不明点などございましたら、
お気軽にご相談・お問い合わせください。
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