昭和時代は、戦後の高度経済成長を背景に、
日本の労働文化が確立された時期でした。
この時代の働き方の特徴には
以下のような点が挙げられます。
1. 終身雇用・年功序列
昭和の労働市場では、
「終身雇用」と「年功序列」が主流でした。
一つの企業に長く勤めることが美徳とされ、
定年まで安定した雇用が保証されることが一般的で
昇進や給与も年齢や勤続年数に応じて決まるため、
実力よりも勤続年数が重視される傾向がありました。
2. 長時間労働と「モーレツ社員」
「モーレツ社員」という言葉に象徴されるように、
長時間労働が常態化していた時代でした。
終電まで働くことも珍しくなく、
休日出勤や残業が評価される風潮が強かったのが特徴です。
仕事に人生を捧げることが当たり前とされ、
家庭よりも仕事を優先する文化が根付いていました。
3. 企業中心のライフスタイル
社員旅行、社宅、社内運動会など、
企業が社員の生活を支える制度も充実していました。
企業への帰属意識が強く、
社内での人間関係が非常に重要視される時代でした。
しかし、この働き方は
過労やメンタルヘルスの問題を引き起こす要因にもなり、
次第に見直されるようになっていきました。
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