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2025年の最低賃金改定は全国バラバラ!企業が注意すべきポイントとは │ ベストレ

作成者: Admin|25/09/09 4:18
き上げが決定! ※過去最高の30~

 

2025年度の最低賃金(最賃)は
全国で63円~82円の引き上げと、
過去最大のアップ幅となりました。

ただし、例年と違うのは「改定日」です。

これまでは全国ほぼ同時期に改定されてきましたが、
今年は 2025年10月~2026年3月までの間に、
各都道府県ごとに改定日がバラバラ
に設定されています。

その背景には、大幅な引き上げに伴い
企業側の準備期間を考慮した「猶予措置」が
設けられたことがあります。

 

なぜ改定日がバラバラに?


例年は10月初旬から一斉に改定される最低賃金ですが、
2025年度は平均で66円(最大で80円以上)もの引き上げが行われます。

企業への影響が大きいため、
今年は特例的に都道府県ごとに改定日が分散されました。


つまり、勤務地が複数の県にまたがる企業では、
地域ごとに適用時期を確認する必要がある
のです。



最新!2025年 最低賃金額と改定日(9月5日時点)

以下は一部抜粋です。

  • 千葉県:1,140円(+64円)/2025年10月3日改定

  • 東京都:1,226円(+63円)/2025年10月3日改定

  • 神奈川県:1,225円(+63円)/2025年10月4日改定

  • 大阪府:1,177円(+63円)/2025年10月16日改定

  • 愛知県:1,140円(+63円)/2025年10月18日改定

  • 福岡県:1,057円(+65円)/2025年11月16日改定

  • 群馬県:1,063円(+78円)/2026年3月1日改定

  • 秋田県:1,031円(+80円)/2026年3月31日改定

👉 [都道府県別一覧はこちらにまとめました]

 

 

10月改定となる都道府県


10月に改定が始まる県は以下の通りです。

北海道、宮城県、茨城県、栃木県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、愛知県、滋賀県、大阪府、兵庫県、鳥取県、山口県、香川県

まずは10月から改定となる県に所在する事業所から、
  給与計算システムや雇用契約書の確認が必要です。

 

企業が取るべき対応チェックリスト


最低賃金改定がバラバラな今年、
企業の人事・労務担当者は以下を押さえておきましょう。

勤務地ごとに改定日を確認(複数拠点がある場合は要注意)
給与計算システムの設定を都度変更
時給制だけでなく、月給制の社員も要確認
 → 「月給 ÷ 月平均所定労働時間 ≧ 最低賃金額」となっているかチェック
パート・アルバイトの契約更新時に周知

 
▼参考記事はコチラ
【2025年10月~】最低賃金が過去最大の63円アップ!月給社員も要注意ポイントを解説


まとめ


2025年の最低賃金改定は、全国一斉ではなく
10月から翌年3月にかけて段階的に実施されます。


人事労務担当者にとっては例年以上に管理が煩雑になりますので、
早めに自社の対応スケジュールを整理しておくことが重要です。

ベストマッチでは、
求人媒体の選定から労務対応のご相談までトータルサポートを行っています。

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