人事採用ノウハウ Z世代と話す前に知っておきたい「就活・転職ワード」辞典|会話が噛み合わない理由とは? 投稿日:2025/07/31 更新日:2025/07/31 採用手法 千葉県 求人動向 学生 採用 新卒採用 Z世代採用 LINEで送る Tweet 「“ガクチカ”って…何の略?」「“やりがい搾取”って、どういう意味?」採用面接やカジュアル面談の場で、若手求職者が使う言葉に戸惑ったことはありませんか? 実は、Z世代(1990年代後半~2010年生まれ)は、就活・転職に関して独自のスラングや略語を使うことがあります。その背景には、彼らなりの“価値観”や“職場観”が反映されています。 今回は、若手が使いがちな就活・転職ワードの意味と背景を解説します。言葉を理解することで、ミスマッチの防止や、求人・面接での印象アップにもつながります! ✅ よく使われる就活・転職ワード集 ■ ガクチカ =「学生時代に力を入れたこと」(ガクセイジダイ ニ チカラ ヲ イレタ コト) エントリーシートや面接で定番の質問項目。Z世代にとっては「自己PRの基本型」として定着しています。「特別な成果」よりも、「どんな工夫をしたか」「何を学んだか」が重視される傾向に。 ■ オワハラ =「就活終われハラスメント」 企業側が内定後に、「もう他社を受けるのはやめて」とプレッシャーをかける行為。学生側は「選択の自由を奪われた」と感じることがあり、SNSで話題になるケースも。 📌 面接官・採用担当者が軽く言ったつもりでも、ハラスメントと受け取られる可能性あり。 ■ ホワイト志向 =「働きやすさ・人間関係重視の職場選び」 Z世代は「給料よりも、ストレスが少ない・安心して働ける職場」を選ぶ傾向が強く、会社の“中の雰囲気”や“制度の整備状況”に敏感です。 ✅ 口コミ・SNSで「人間関係が良い」「残業少なめ」「融通が利く」などの情報をチェックしてから応募する人も多いです。 ■ やりがい搾取 =「情熱や使命感につけこんで、低賃金・長時間労働を強いること」 「やりがいのある仕事です」だけを強調すると、「報酬が低くて搾取されるのでは?」と不安に思われる可能性も。 💡 「やりがい」だけでなく、「正当な評価」「成果が報われる仕組み」も併せて伝えることが大切。 ■ 即レス文化・即フィードバック文化 Z世代はLINE・SNSネイティブ。「連絡=即レスが当たり前」「反応がない=興味がない」と捉える傾向があります。 📌 企業からの返信が2日遅れるだけで「選考遅い」「対応悪い」と思われてしまうことも…。迅速な連絡と、選考状況の“こまめな共有”が信頼につながります。 言葉の背景にある“価値観”を理解しよう 若手求職者が使う言葉には、彼らなりの働き方への期待や不安が表れています。ただ流行に乗るのではなく、その背景にある価値観や時代感覚を汲み取ることが、良い採用コミュニケーションの第一歩。 とはいえ、「どこをどう直せば若手に響くのかわからない…」「求人文、これでいいのかな?」そんなお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。 ベストマッチでは、求人媒体のご提案にとどまらず、採用成功につながるトータルサポートを行っています。求人原稿の言葉選びから応募後の対応まで、御社の“採用力”を一緒に見直しませんか?